独自性を持つ(工夫と努力)
例えば、大幅な景気後退の中で、減益・赤字企業が相次ぐものですが、そんなご時世でも、経常利益が前期に比べて2ケタ増でかつ最高となる企業も、そこそこあると言われています。
それらの企業に共通するキーワードは、「独自性」です。
「独自性」が正しく行われていれば、他との差別化ができ、好不況に関わらず競争を優位に運べます。
個人的には、為替のトレーディングでも、この「独自性」が大事だと言えるのではないかと思っています。
相場観という点でも、皆と同じような相場の見方になって同じようなポジションを持てば、マーケットのポジションは一方向に偏ってしまい、結局はポジション調整に巻き込まれてしまいます。
たとえ同じような相場観を持つにしても、人より早く相場に入って、皆が気づいてポジションを持ち始めたところを、逆に利食いのタイミングにするとか、全く大勢とは違う見方でポジションを張り、大勢が違うと気づいてロスカットしてくるところを涼しい顔をして利食うとか、独特の相場観を持つという「独自性」によって道は拓けます。
また、流動性の低い通貨はお勧めしませんが、あまり一般的でない通貨ペアの達人になるとか、トレーディングの一般的とされる期間や時間帯を変えるとか、MACD・ストキャスティックス・RSIなどポピュラーな分析法でないもの精通するとか、いろいろ工夫の余地はあると思います。
つまり、「人の行く裏に道あり花の山」なのです。
そのためには、相場観を鍛え、またいろいろなことを経験し、また学ぶ必要があります。
利益を得るということは、決して簡単なことではありませんし、道端に落ちているものではありません。
工夫と努力があってこその利益獲得だと思います。
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