情報との接し方(推理と現実の整合性を確認)
個人だと十分な情報が手に入らない、たとえ入ったとしても遅れるといったご不満を、皆様たぶんお持ちになっているのではないかと思います。
しかし、私は銀行ディーラー出身者ですが、個人としてトレードしてみて、確かに経済指標発表がリアルタイムでないにしても、また機材が個人向けのものだけで、特段ロイター、ブルムバーグがなくても、実際あまり困ったという経験がありません。
私があまり困っていない理由は、発表された経済指標の内容によって「出たとこ勝負」でトレーディングをしていないからだと思います。
それよりも、経済指標発表1~2時間ぐらい前に、マーケットが何に期待していて、どう動きたがっているのか、またその時点のマーケット全体のポジションはどちらに偏っているのか、反対に、期待が裏切られた場合、現在のポジション状況も加味してどういう動きになるのかということを、必ず経済指標発表前に何種類かシナリオを考えています。
そして、経済指標の結果(あるいはイベントや、要人発言・事件)が、どれぐらい市場にインパクトを与えるかということを推理しています。
そうすると、経済指標発表で言えば、リアルタイムの発表に越したことはありませんが、たとえ多少遅れて発表内容を知ったとしても、それから結果の内容をシナリオと照らし合わせてみてから行動に出ても遅くはないと思っています。
また、特に要人発言、事件のような突発に起きるものに対しては、動くきっかけとなった原因がマーケットに与えるインパクトの大きさ、つまり、軽度か深刻かの度合いを、とっさに見分ける力を持つことが大事だと思っています。
同じような良い情報、あるいは悪い情報でも、その時々で市場の反応の仕方が全く異なることがよくあります。
これはあくまでも、市場の期待している方向とそれによるポジションの偏りの度合いによって異なってくるためで、常にマーケットポジションの偏り具合と、どうなってほしいあるいはほしくないというマーケットセンチメント(市場心理)を掴んでおく必要があるわけです。
つまり、情報とは、推理したものと現実が合っているかという確認をするものだと、個人的には思っています。
尚、現在、銀行もコンプライアンス(法令順守)や規制のより、情報管理が徹底しており、外部には漏れないと思います。






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