アイランドリバース(島の出現)
相場の大きな転換を表す形状に、アイランドリバースがあります。
アイランドリバースは、天井圏でできる場合は、窓(ギャップ)を開けて上昇した後、天井圏で数日(数週間)小さい値幅の中で揉み合い、そして突然窓(ギャップ)を開けて下落すると、天井圏での揉み合いがアイランド(島)として取り残された形状になります。
また、底値圏でできる場合は、窓(ギャップ)を開けて下落した後、底値圏で数日(数週間)小さい値幅の中で揉み合い、そして突然窓(ギャップ)を開けて上昇すると、底値圏での揉み合いがアイランド(島)として取り残された形状になります。
天井圏でアイランドリバースが現れると下落する可能性が高くなり、また底値圏で現れると上昇の可能性が高まります。
アイランドリバースが出現するケースは極まれですが、まれなだけに出現すると、相場の大転換となる確率が高いと言えます。
為替の場合、個人投資家用のシステムでは、一般に1日をニューヨーククローズから翌日ニューヨーククローズとしており、なかなか窓(ギャップ)が空きませんが、週末など挟みますと窓ができることありますので、注意して見ておく必要があります。
プロでは、1日を東京オープンからニューヨーククローズで見ている場合が多く、個人のシステムと比べると比較的窓が空きやすいと言えます。