相場は心理戦(大勢の期待と失望を読む)
今でも、たまに、相場が、何を考えているのかよくわからない時があります。
よくあるケースは、なんでこんなに上がるのかわからない時です。
でも、後々聞けば、それなりにマーケットを煽るニュースはあったけれど、本当のところは上にストップロスがあったからという、実に技術的な原因であることが多く、そんなに深謀遠慮のことではありません。
結構、いろいろ論理的に考えていても、相場は論理どおりには行かないものです。
特に、金利の世界に比べて為替の世界はそういうことが多く、単なるロジック(論理)だけでは、うまくいかないものです。
私は、そういう為替の世界で生き抜いていくためには、マーケットセンチメント(市場心理)を、どう読むかということが大きいのではないかと考えています。
マーケットセンチメントとは、相場がどうなってほしいのかというマーケットの期待感であり、これをどう把握するかということで、それは日々の値動きの中からも把握できるものだと思っています。
それは、心理戦であり、大勢が期待する結果と失望する結果を読むことが必要で、それなりの経験の蓄積が必要であることも確かです。
特に、市場が失望する時、相場は大いに動き(つまりは、ロスカット)、この場面で涼しい顔をして利食えることが、トレーダーとしての醍醐味だと言えます。