外国為替との出会い(ラッキーだった)
高校生の頃から、数字が小さくなるのが円高だとか、数字が大きくなるのが円安だとか、最初のうちはピンときませんでしたが、それでも、なんとなくわかるようになっていました。
しかし、それはあくまでも、自分の知識として知っておきたいということに過ぎませんでした。
大学生の頃は、海外に行きたくて、2度ほど1ヶ月間の海外旅行に出掛け、いずれは海外とつながりを持つ仕事につきたい思いました。
そして、就職の段になり、メーカーを志望したのですが、ひょんなきっかけから銀行に就職することになりました。
就職後は、2つの国内支店で、合計6年間勤務し、もう、海外勤務もないかなあと思っていました。
それがたまたま、独身寮の寮生代表である総務幹事をやった時に、寮対抗の運動会で、万年ビリだった寮を2位まで押し上げたことがどうも評価されたらしく、突然、東京本部での研修もないままに、国内支店からロンドン支店に直接送りこまれました。
そして、支店長からディーラーを拝命され、それから41年にも及ぶ、外国為替ディーラー人生が始まりました。
最初は、鬼軍曹の下、厳しい教育を受け、また英会話も個人レッスンを受けるなど、大変でしたが、仕事がわかってきて、ディーリングが面白くてたまらなくなると、無我夢中で仕事をしました。
好きなことが仕事にできたことは、本当にラッキーだったと思います。
そして、これからも研鑽に日々努めたいと思っています。