早期発見、早期治療(理論と現実の食い違いは当たり前)
相場を見ていく中で、自分なりの相場のストーリー(展開)を考えることは大変重要です。
つまり、今の相場のテーマは何か、そしてそれに基づいてどういう相場展開(ストーリー)をするのかを考えることです。
たとえば、打ち上げたロケット(ストーリー)が、理論上の軌道を描かずに飛んでいるということは、当初考えていた考え方が現実的には無理があったことを意味していて、場合によっては、ロケットは爆発して木っ端微塵になる、つまり相場の世界で言えば、大やられすることにもなりかねません。
しかし、実際には、ロケットに例えても、気象条件は、毎日異なりますので、ロケットの軌道が理論上の軌道と狂っても、それは、ある意味あたり前のことです。
また、相場の世界でも、実際の相場と、自分がイメージしたストーリーに、食い違いが出るのはあたり前と考えるべきでしょう。
なぜなら、最初にストーリーを考えた時の要素に変化が出ますし、ある要素は消え、また新たな要素が加わってくることは、ごくあたり前にあることだからです。
重要なことは、考えていたことと実際の間に生じたズレが小さなうちに、早期発見、早期治療することです。
実際の相場と、自分がイメージしたストーリーに、食い違いが生じた初期の段階で、「うん?」と気づくことが大変重要です。
その「うん?」という気づきを気のせいにせず、なんだなんだと突き詰め、早期に軌道修正ができるかどうかで、リスクと真正面から遭遇してしまうのか、あるいは回避できるのかが決まってきます。
早めに気づいて、早めに修正を加える、また場合によっては、いったん清算することが、結局は自分を守ることになるのだと思います。
これは、たぶん、何事にも言えることではないかと思われますので、日々の生活の中でも応用が利くことと考えています。
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