買いが引く(買い需要がなくなったわけではないことが多い)
これも、ディーラーの間で、よく使う言葉です。
相場が大きく下げる局面では、輸入企業のような実需や機関投資家などの顧客が、銀行に指していた買いオーダーをいったんキャンセルしてくることがあります。
これを、「買いが引く」と言います。
それは、下げに勢いがあれば、より安いレートで買うことができるのではないかという理由もありますし、どうも当初考えていた相場観とは違うため様子を見たいということもあります。
これにより、それまであった買いオーダーが消えますので、マーケットのリクイディティー(流動性)が低下、言い換えれば、マーケットが薄くなります。
そのため、下げやすくなり、売りで攻めているディーラーやファンドといった投機筋は、勢いづくことになります。
ただし、輸入企業のような実需や機関投資家などは、買いオーダーをキャンセルしたからといって、買いの需要がなくなったわけではなく、単に様子をうかがっているだけですので、売りも一服して下げ止まると、再び買いオーダーを入れてきたり、また成行で買ってきます。
それまでには、投機筋は売りで攻めたことにより相当ショートになってきていますので、実需あるいは機関投資家からの買いの復活は、ボディーブローのように効いてきます。
特に、安値圏で、戻りもないけれど下げることもできなくなっている局面は、こうした実需等の買いが戻ってきていることを意味することが多く、少なくともこのような状況では、ショートであればいったん買い戻した方が得策だと思います。






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