スカスカ(不安定)
上がったと思ったら下がる、下がったと思ったら上がるという、落ち着きのない不安定な相場になる時があります。
こうした不安定な相場は、上(売り)も下(買い)も顧客の指値注文が減ったことによって、指値注文が値動きを止めたり、引っかかったりして、相場の動きのブレーキ役を果たさなくなるためです。
この顧客からの指値注文が減っていることで動きが上下に振幅しやすくなっていることを、ディーラー間では、「スカスカの状態」と言います。
このスカスカの状態になると、マーケットが薄くて値が飛びやすくなり、リスクが高くなりますので、ディーラーも顧客から成行注文を受けても、すぐにマーケットでカバー(手仕舞い)してしまいます。
これを、ディーラー間では「右から左に流す」と言いますが、これによって、薄いマーケットの中で、相場がさらに不安定に動くことになります。
たとえて言えば、山に森林があると、雨が降っても、木々が雨を保水し、水が一気に河川に流れ込まないのに対して、森林が十分にないと、降った雨は保水されず一時に河川に集中して流れ込み、鉄砲水となるのに似ています。
したがって、マーケットにいろいろな参加者が増えれば増えるほど、相場が安定してきますが、参加者が減ると、乱高下しやすくなるわけです。
相場が不安定であればあるほど、不用意に相場にエントリーすることを避けるよう心掛けることが、体力を消耗させないコツです。





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