ボトム・フィッシング(順張りのすすめ)
安値を拾うことを、ボトム・フィッシング(Bottom Fishing)といいますが、確かに最安値で拾えて、しかも急反発すれば、それは痛快至極です。
しかし、相場はそうしたチャンスを、いつもいつも用意してくれているわけではありません。時には、安値と思って買ったら突き抜けてさらに下げ、今となってはえらい高値で買ってしまったことになることもあります。
個人的には、下げている最中に買わずに、上げてから買うのが、買い方としては正攻法だと考えています。
まず、下げている最中というのは、誰もどこまで下がるのか本当のところは分からないわけですから、ボトムフィッシングはあくまでもラッキーであって、突き抜けてさらに下げる方が普通と考えておいたほうが良いと思います。
また、上げている時に買うというのは、ダブルボトムをつけるなりして下値が固まったことを十分確認してから買い始めるということで、下げている最中に買うよりも、はるかにリスクが低いと考えられます。
気持ち的に言えば、「154円を買わずに、156円を買う」というつもりでいることが大事だと思います。
つまり、ボトムフィッシングのロマンを追うよりも、トレンドが上げに転じた事を十分確認してから買うのが良く、そのためにはどっしりと構え、2円持ち値が悪くなっても構わないというぐらいの心持ちが、結果的には良い結果を生むと思います。
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