スクエア(ポジションなし)
スクエアとは、辞書によりますと「正方形。四角。 街路の交差点にある四角な広場。T形定規」などを意味しますが、FX用語としては、「ポジション(持ち高)がない状態のこと」を言います。
ポジションの状態には三つあります。
ひとつにはロング(買い持ち)、またひとつにはショート(売り持ち)、そしてスクエア(ポジションなし)の状態です。
倍返し(ドテン)でもしない限り、売ったら買い戻してスクエアにし、また買ったら売ってスクエアにするといった具合に、損益の確定のためには、売りでも買いでも、必ずいったんスクエアにする必要があります。
トレーディングにはまってしまうと、常にロングかショートのポジションを持っていないと落ち着かなくなる時期があります。
そうなりますと、スクエアにしている時間はごく短くなります。
個人的には、トレーディングの技量向上のためには、そういった常にポジションを持っている時期があって良いと思っています。
しかし、その次の段階では、スクエアの時間も、それなりに取れるようになることが大事だと考えています。
なぜなら、スクエア、つまり休むという時間をとることによって、焦りや悔しさを忘れ、また煮詰まった頭をリフレッシュさせることによって、次の勝負への英気を養うことが、トレーディングで長生きするコツだと考えるからです。
理想的には、スクエアにしているうちに、平常心を取り戻し、無理なくトレーディングのフィーリングが湧いて、再開するようになれることだと思っています。