落とし穴(守りの姿勢が災い)
儲けて利益を確定したところ、たとえば、確定した数字が98,000円といった大台乗せ手前ギリギリになることがあります。
そうすると、ちょっと追加のトレーディングをして、あと2,000円を稼いで利益を100,000円に乗せてやろうと思う気持ちが起きるものです。
しかし、これが、結構落とし穴になることが多いと言えます。
たった2,000円狙いのポジションメーク(ポジションを作る)をマーケットは見透かしたかのように、ポジションを持った途端に相場は逆に動き出し、2,000円の利益を狙っただけなのに、折角の98,000円の利益を減らしたり、もっと悪くすると大きな損失になってしまうことが、意外とあります。
やはり、たった2,000円を稼ぐだけじゃないかという心の油断と、いったん98,000円を既に稼いで利益を確定しているということで気持ちが大きくなっているところが災いとなっていると思います。
要は、隙だらけの状態で相場を張っているということです。
しかも、いったん98,000円の利益を確定してしまっているため、この利益を減らしたくないという気持ちも強く働き、なかなか新しいポジションがアゲンスト(不利)になっても損切れなくなっています。
つまり、攻めで儲けた利益を減らさないようにと、新しいポジションでは守りに入っており、気持ちの上で攻めが大事なトレーディングに逆行しています。
このように、いったん利益を確定したら、あと少しで大台替えといったことにこだわらず、いったんは休むことが大切だと思います。
折角稼いだ利益です。
指の間からサラサラと洩らさないように心掛けることが肝要です。
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