相場をざっくりと見る(トレードの処し方)
いくら相場を大所高所から見ていても、いったんポジションを持ってしまうと、目先のプライスの上げ下げに目が向いてしまいがちです。
そのため、相場の多少の浮き沈みにも、ハラハラしてしまい、ともすれば、冷静ならやめたりしないような局面でもやめてしまい、くたびれ儲けになってしまうことが結構あると思います。
相場には、フレがつきものですから、そこをどう鷹揚にこなしていけるかが大事になります。
言えることは、良い意味で、場数を踏んで慣れることであり、ある意味では鈍感になることも必要だと思います。
スキーを例に挙げますと、ビギナーは、目先の多少のデコボコばかり目がとらわれて、もっと先のコースの状況を把握しておらず、迫りくる大きなデコボコに心の準備ないままに遭遇し転倒することになります。
中上級者は、目先のデコボコにはあまり気を止めず、もっとコース全体の状況を事前に把握して、滑るべきコースを頭に入れて滑っています。
つまり、全体像をざっくりと把握しているからこそ、巧みに滑っていけるということです。
相場は、さらに、どんどん状況が変化していくものですから、全体的な変化に対して、常に見方に調整を加えながら、ざっくりとした流れを把握する必要があります。
そういう意味で、相場に執着することなく、フレシキブル(柔軟)であることが求められます。