過去の季節要因やチャートパターン(大勢の見方を知る)
ある時は、毎年の相場の季節要因を忘れていたりして、その年の同じ季節がやってきても、季節要因に気づかず失敗したりすることもあります。
また、このチャートパターンであればどちらに向かう可能性が高いということをうろ覚えであったために、結局波に乗れないこともあります。
そして、逆に過去のチャートパターンがこうだったから今回も同じような動きになるのではないかと見たのは良いのですが、マーケットの大勢も同じことを考えていたために、過去のチャートパターン通りには相場は進まず、損失だけが残ったということもあります。
過去の季節要因やチャートパターンは、今申し上げましたように、同じような動きをする時と、過去のパターンどおりには動かない時があります。
その違いは、マーケットの大勢が、これらの季節要因やチャートパターンに気づいているか、気づいていないかによります。
マーケットが気づいていなければ、季節要因やチャートパターンどおりに動きます。
しかし、過去のチャートパターンにマーケットの大勢が気づいてしまい、実際にもそれに応じたポジションが出来てしまうと、マーケットの大勢が望まない方向にしか相場は動かなくなります。
したがって、季節要因やチャートパターンに気づくことは大事ですが、同時にマーケットが気づいているのかどうか、そしてマーケットの大勢の見方はどうなのかについても、日頃からチェックをする必要があります。
そこで、こういったマーケットの大勢の見方を知るのに、いろいろなマーケットコメントや新聞の観測記事が役に立ちます。
ただし、それら記事は、あくまでも大勢の見方ですから、乗せられないようにしなければなりません。