大相場は、見方もスケール大きく((大相場への対応)
相場を見る時に、短期チャートだけでなく、中長期のチャートも見ることは基本的に大事ですが、大相場となるとさらに中長期のチャートの重要さが増します。
尚、ここで申し上げるそれぞれの期間を大雑把に区分けしますと、短期とは、1分足から1時間足、中期とは、4時間、8時間、日足、長期とは、週足、月足といったスケールだとご理解ください。
相場が荒れていない時には、短期チャートだけでも、ある程度の相場展開は確かにわかります。
しかし、相場がダイナミックに動く大相場では、短期チャートだけを見ていても、相場展開のほんの一部しかわからなくなりますので、中長期のチャートを合わせて見る必要性が高まります。
なぜなら、平常の場合の短期チャートの動きが、相場が荒れている時には動きがダイナミックになり、中長期のチャートのスケールで動くようになるためです。
たとえば、レジスタンスやサポートについても、短期のポイントではなく、中期、長期のポイントがより有効に働きます。
言い換えれば、短期チャートでは、相場の行き過ぎに見えても、大相場では、そんなことにはお構いなしにさらに大きく動くことになりますので、短期チャートにおけるチャートポイントや経験則をあてはめようとすると危険が伴います。
大相場では、平常時とは意識を切り替えて、より大きなスケールで相場を把握するように、心掛けることが大切です。
それが、つまり、相場を大掴みで読むということです。