凪(なぎ)(動かぬ相場の凌ぎ方)
相場は、アクティブに動く時ばかりではなく、ほとんど動かなくなる凪(なぎ)の時もあります。
凪の相場がなければと思われることと思いますが、相場が新たに力強く動き出すためには、必要な過程だとも言えます。
相場がアクティブに動くためには、相当のエネルギーを要します。
そして、エネルギーを出し尽くすと、凪の相場、言い換えればレンジの相場あるいは調整相場となります。
凪の相場は、長い時もあれば短い時もありますが、要はエネルギーを補充する期間です。
この間に、十分なエネルギーの補充されれば、その後の相場は大きく動きます。
一方、その期間にエネルギーを十分に補給されずに、またアクティブな相場に戻ったとしても、中途半端な相場となり、また凪の相場に戻ってしまいます。
したがって、一般的に、凪の期間は長めであると見ておくべきかと思います。
ひとたび凪の相場に入ってしまったら、無理に相場は張らず、自分自身のエネルギーの補充期間でもあると割り切って、様子見に徹することが大切だと思います。
必ず、またアクティブな相場はやってきます。
焦りは、禁物です。