ニューヨークを終えて
ニューヨークダウは、FRBは年2回の利下げ見通し維持したことから反発し、前日比383.32ドル高の41,964.63ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら0.033%上げて4.314%で引けました。
原油価格は、横ばいで、前日比0.25ドル高の67.00ドルで引けました。
金価格は、続伸し、前日比13.7ドル高の3054.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、トルコのエルドアン政権による突然のイスタンブール市長拘束をきっかけとしたトルコリラ円(TRY/JPY)の大暴落に連れてのロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)に149.14近辺まで急落しました。しかし、相当量の売りが出て、大きくショートになったところに、トルコ中銀の命を受けたと思われるトルコの民間銀行が複数行リラ買いドル売りに出ました。その上で、トルコ中銀が市場を注視しているとの声明を出したのを機に、トルコリラ/円は反発し、ドル/円はそれ以上に反発し149.88近辺をつけました。ニューヨークオープン後、150.14近辺まで上昇し高止まりとなりました。しかし、FOMCで政策金利の据え置きが決定された直後から、NYGと思われる猛烈な売りに、148.67近辺まで急落しました。
(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りです。
EUR/USDは、1.0917近辺から1.0861近辺まで下落後、1.0912近辺まで反発しました。
EUR/JPYは、163.65近辺から162.14近辺まで下げました。