ニューヨークを終えて
ニューヨークダウは、貿易摩擦への警戒感は根強く、前日比536.87ドル安の40,814.06ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら0.023%下げて4.293%で引けました。
原油価格は、軟化し、前日比1.12ドル安の66.56ドルで引けました。
金価格は、上昇し、前日比49.8ドル高の2996.6ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、ロンドンによるSHTに対するショートスクイズ(※)が強まり、147.93近辺をつけました。そして、お定まりのロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)の売りとなり、147.68近辺をつけました。しかし、マーケットは、依然としてショートだったようで、ジリ高に転じ、148.23近辺まで反発しましたが、ニューヨークオープン前に、147.86近辺まで下げました。ニューヨークオープン後発表された米生産者物価指数(PPI)は、やや低めで、いったん147.69近辺まで売られましたが下げ切れず、148.34近辺まで反発しました。そこへ、NYGの大口の売りが入って急落し、147.41近辺まで下げました。その後、147.78近辺まで反発しました。
(※)ショートスクイズ:(Short Squeeze、SS)ショート筋を買い上げて強引に買い戻させて利食う手法です。特にロンドン勢が売りしかやらないSHTを標的にやることが多いです。
(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りです。
EUR/USDは、1.0876近辺から1.0823近辺まで下落後、1.0877近辺まで一時反発しました。
EUR/JPYは、160.98近辺まで上昇後、160.05近辺まで下落しました。