朝令暮改(トレーディングでは必要)
「朝に出した命令を夕方にはもう改めること。方針などが絶えず変わって定まらないこと」という意味で、どちらかと言えば、ネガティブな印象が残る言葉です。
しかし、トレーディングにおいては、「朝礼暮改」はありだと思います。
もっと、極論すれば、1分前に決めたことでも、それが間違っていたと気づいたら、どんどん方針転換して良いと思います。
つまり、刻々と変化する相場に対しては、固執するということが、いかに危険かということです。
したがって、トレーディングの世界では、「朝令暮改」が必要だと思っています。
ただし、場当たり的に方針をコロコロと変えるということをお勧めしているわけではありません。
事前に自分なりの相場のストーリーを考えていて、そのストーリーと実際の相場展開を照らし合わせ誤差が広がっていき、自分の見方に誤りがあると認めざるを得ない時には、後は速やかに撤退をすることが大事です。
相場は、勝負する時と、あえて勝負すべきではない時があります。
勝負をする時に備え、勝負すべきではない時には、ポジションがあれば未練を残さずいったん止めることで、勝負時に備える体力を温存することが大切です。