魚をもらうよりも、魚の釣り方を教わる(自分で考えることが大事)
ある友人から聞いた中国のことわざです。
これをトレーディングにあてはめると、「魚をもらう」とは、与えられた相場見通しにしたがって相場を張ることで、もちろん、見通しが的中して、儲かることもあります。
しかし、魚をもらい続けても、自分で魚を捕るための知識やテクニックを自分自身のものにすることはできません。
それに対して、「魚の釣り方を教わる」、つまり相場の見方やテクニックを教わり、実際に自分で試してみて工夫していく中で、知識やテクニックを身につけることができます。
つまり、自分で考えるということが、大変大事だということです。
いろいろな相場見通しやマーケットコメントを読むことも、もちろん大事ですが、あくまでもそれはたたき台であって、では自分はどういう見方をするのかを考えることが大切です。
最初から完璧な考えを自らに求める必要はありません。
自分で考えるという習慣をつけることが大事で、考えることの繰り返しの中で、徐々に思考が訓練され自分のものになっていくと思います。
もちろん、痛い目に遭うかもしれません。
しかし、それによって、ご自分の考え方に一層膨らみを持つことが出来ると思います。