負けっぷり(メリハリつける)
相場は、勝つ時もあれば、負ける時もあります。
特に、英米勢の負けっぷりには、学ぶ点が多いと思っています。
彼らが、自分の見方が間違っていると認識した時は、躊躇なく一気にロスカットして、すべてのポジションを解消します。
この自分の非を認め、行動に移すことは、マーケットで生き残るためには、必要不可欠なことです。
ポジションが大きければ、マーケットに厚みのある東京、ロンドン、ニューヨークの各センターのオープニング直後を、ロスカットのタイミングにすることが多いと言えます。
彼らのロスカットによって、相場が大きく動くこともありますが、彼らにしてみれば、負けたとわかれば、一刻も早く、マーケットから脱出することしか頭にありません。
そして、ひとたび、ポジションがスクェア(ポジションなし)になれば、傷を癒す、つまり休むことに徹します。
このように、やめること、休むこと、それぞれにメリハリがあるため、ロスカットからの立ち直りも早く、翌々営業日ぐらいからは、また普通にマーケットに戻ってきます。
負けっぷりが良ければ、自ずと勝ちっぷりも良くなるものと、個人的には思っています。