値動きを読む(日々の相場分析法)
相場が上がってから、「なぜ買っておかなかったのか」と思ったり、相場が下がってから、「なぜ売っておかなかったのか」といった気持ちが起きますが、結果が出てからでは遅すぎます。
やはり、相場が上がる前に買い、相場が下がる前に売るというリスクを取ることが出来なくては、利益は出ません。
つまり、相場の展開を予測することが必要で、そのために、テクニカル分析があったり、ファンダメンタルズ分析があったりします。
私の場合、長い目ではファンダメンタルズ分析を見ていますが、日々においてはチャートをかなりよく見ています。
チャートのパターンから読むことももちろんしますが、それ以上に15分足のチャートを見ることによって、値動きからマーケットのポジションを読むことに重きを置いています。
たとえば、ショートポジションが多い場合は、しり上がりに相場は上がりやすく、下に押してきても、また買いが強まるということが起きます。
ロングポジションが多い場合は、戻りらしい戻りがないままにダラダラと下げ、一時的に買いが強まっても、再び緩んでくるということが良く見られます。
このような、買いが強い売りが強いといった値動きから相場を見ていくと、わりとすんなりと相場の流れが読めてきます。
ただし、経済指標、特にマーケットが注目している経済指標発表の前の値動きは、多分に期待感からの買い気であったり売り気であったりします。
しかし、実際に発表されないことには、どのような結果になるかは誰にもわかりませんので、かなりリスクが高く、発表前の値動きにはついていかずに、発表結果が出てから相場に入ることが賢明だと思います。