オーバーリアクション(過剰反応)
相場では、突発的に予想外のことが起きることがあります。
想定していなかったために、マーケットはオーバーリアクション(過剰反応)を示します。
特に、それまでのマーケットが順調に進んでいた場合、相場が進んでいた方向にポジションが積み上がってしまいますので、きっかけとなった予想外の材料に、相場は総投げ状態となります。
ロスカットが集中する相場ですので、その流れに逆らうことは、大変危険です。
オーバーリアクションが、短期で済むか、長期にわたるかは、起きた出来事をマーケットがどれほど重大に捉えるかによります。
リーマンショックに端を発した金融危機のような世界を震撼とさせたような出来事では、平静を取り戻すのに数ヶ月を要したこともありました。
このような非常時において、まず取らなければならないことは、自分のポジションがフェ―バー(有利)であるかアゲンスト(不利)であるかの確認です。
フェ―バーであれば、それはラッキーなことですから、ポジションを引き続きホールドするのも利食ってしまうのも、それは各自の好みで構いません。
しかし、ポジションがアゲンストであれば、どんなに損失が膨らんでいようとも、即手仕舞うことが必要です。
どれほど損失がさらに膨らむかわからない状況を放置するのは、トレーダーとしては失格だと思います。
こうした緊急事態では、リスクから逃れることを最優先に考えることが大切です。
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