サイドウェイにいる(様子見する)
結構、ニューヨークやロンドンのディーラーが使う言葉です。
要は、相場が良くわからない時は、サイドウェイ(わき道)にいて様子見するということです。
相場がおもしろくなった頃は、四六時中、相場にエントリーしていないと気が済まなくなるものです。
これはこれで、いろいろ経験してみるという意味では、そういう時があって良いと思います。
しかし、中上級者ともなれば、勝つトレーディングに徹することが必要になります。
相場には、自分が得意とする局面、不得意とする局面、わからない局面があります。
勝率を上げるには、もちろん自分が得意とする局面でトレードし、不得意とする局面、わからない局面では、トレードを差し控えることが大切です。
特に、わからない局面において、わからないのにも関わらず、上がるかもしれない下がるかもしれないと、相場に乗り遅れることに焦りを感じ、やみくもに相場にエントリーすることは、不確実性が高く危険です。
こうした不確実性の高い相場では、自制しサイドウェイにいる(様子見する)ことが、トレーダーとしての成長につながると思います。
相場は、これ一回限りではありません。
より確実性の高い相場が来るのを待つのも、トレーディングです。