相場のリスクマネージメント’(ロスカット)
相場のリスクとは、価格変動リスクや、流動性リスクなどいろいろありますが、要は損失を被るリスクであり、いかに損失を軽微に抑えるかがリスクマネージメント(リスク管理)ということになります。
そして、具体的な相場でのリスクマネージメントとは、ロスカットです。
ロスカットを、いかにうまく出来るかによって、大きな損失を被ることなく、損失を最小限に留め、逆に収益チャンスに変えることも、状況によっては可能です。
大損につながるロスカットとは、ポジションがアゲンスト(不利)になり、ロスカットレベルに相場が迫ると、当初置いたレベルからさらにアゲンスト方向にオーダーレベルをずらし、ロスカットの執行を避けようとすることによって発生することが多いと言えます。
誰でも、損失を確定することは嫌なものです。
しかし、だからと言って、ロスカットレベルをずらすことは、解決にはつながりません。
ロスカットは、次のトレーディングができるように体力を温存するためにあります。
考えがあって決めたロスカットレベルだと思いますので、基本的には変更せず、ロスカットがついたら、悔しさや焦りによる再エントリーは避け、いったん休むことが大事だと思います。
さらに、中上級者向けには、ロスカットオーダーに頼らず、自らの判断によって、自主的にポジションクローズあるいは倍返しができるようになることが大切です。
倍返しは、勇気がいりますが、損失から利益に切り返すチャンスとなりますので、相場に勢いがあるようであれば試してみるのも一考です。