決意と覚悟と開き直り(自分を信じる)
相場観を持つことは、大事ですが、相場観に固執することは、危険です。
相場は、あたかも生き物のように一点に止まらず、どんどん変化していきます。
したがって、当初描いた相場の方向性が変わっていくのが当たり前のことですので、相場観は常に調整を必要とします。
相場観を調整する度合いは、微調整の時もありますが、時には180度転換するような大幅な変更が必要な場合もあります。
微調整は、それほどの苦痛は伴いませんが、見方を大幅に変更する場合は、「これで良いのか」といった迷いを振り切りながら、自己否定するわけですから、相当の決意と覚悟が必要です。
しかし、一度大幅に変更すると決めたら、振り返らず、実行するのみです。
こうした決意をするにあたっては、自分自身を信じてあげることが大切です。
これだけ、考えに考え抜いた末、自ら決めたことには、誰よりも、自分自身が信じてあげなければなりません。
そして、ダメでもともとという開き直りもまた必要だと思います。
私の経験から申し上げれば、大幅な調整が必要と感じた時は、変更を実行した方が結果的にはうまくいったことが多かったと言えます。