マーケットは非情(儲かると思えば相手を選ばない)
私は、ロンドンでディーラーになりました。
最初は、通信機材の使い方から、事務的な仕事などを中心にやっていましたが、着任3ヶ月目に、スワップディーラーを拝命しました。
スワップとは、皆さんもご存知のポジションを翌日にキャリーするための取引ですが、スワップディーラーは、6ヶ月とか1年という、もっと期間の長いものでトレードします。
つまり、2国間の金利差の拡大縮小を予想してポジションを張るものです。
スワップディーラーになってしばらくして、あるブローカー(仲介業者)から、マーケットをサポートしてくれないかと依頼を受けました。
この場合のサポートとは、ブローカーがいろいろな銀行に提示するために、特定の銀行がプライスをブローカーに出して上げるというもので、スワップ市場では、よくあることでした。
まあ、それほどリスクはないだろうと安易な気持ちで、O/N(オーバーナイト、1日)から1年まで、ずらっとサポートプライスを出しました。
ところが、プライスを出して1時間ぐらい経ってからでしょうか、出したプライスをすべて叩かれる状況になり、青くなりました。
しかも、叩いてきたのが、よくパブでおしゃべりしている、別々の米銀にいる二人のイギリス人ディーラーでした。
プライスは、どんどんアゲンストになり、残念ながらロスカットすることにして、すべて投げました。
その後、投げた相手の名前を聞くと、またあの二人でした。
完全にはめられたことに気づきました。
ロンドンマーケットは非情です。
儲かると思えば、飲み友達であっても、構わず攻めてきます。
しかし、この一件は、悔しかったですが、いい勉強になりました。






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