日本の恐竜たち(兵どもが夢の後}
大口の売買で相場を振り回す仕手筋を、ビッグプレーヤーと呼んでいます。
ショージ・ソロスはじめ、米バンカーズ・トラストにいたアンディー・クリーガーなどが世界的にも有名でしたが、日本にも、結構いました。
時代とともに、ある時は某鉄鋼商社だったり、ある時は某総合商社・某大手証券会社、またある時は某電器メーカー・某衣料品メーカーであったりしたこともありました。
特に、某鉄鋼商社の手口は派手で、邦銀のみが与信枠(クレジットライン)を設定していたことから、邦銀のみに大口のプライスを求めてきました。
プライスを出した邦銀の多くが、そうした大口取引に不慣れだったことから、たとえば、同時に買われて何行もいっぺんにショートになると、自分で自分の首を絞めるかのように、ブローカー(仲介業者)に闇雲に買値を並べて買おうとするため、返ってだれも売り値を見せなくなり、毎度パニックに陥っていました。
しかし、こうしたビッグプレーヤーは、恐竜のように動きが派手なため、結局、マーケットからマークされて、長生きはできませんでした。
そして、バブルが崩壊し、皆リスクを嫌い、本業に専念するようになると、東京マーケットは長くて閑散な氷河期を迎えることとなりました。
この氷河期はまだ続いており、その中で積極的にリスクをとろうとしているのは、個人投資家層のみになっていると言っても過言ではありません。
これからの個人投資家層の成長如何で、今後の東京マーケットの盛衰が決まってくるものと思われます。
過去のビッグプレーヤーという恐竜たちを真似る必要はなく、堅実な手法を編み出すことが大切ではないかと、個人的には思っています。





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