期末迫る
ドル/円の日足を見ますと、昨年の10月4日土曜日の自民党総裁選で高市氏が選ばれた後、9月後半から小泉氏当選に賭けて大きくドル/円をショートにしていた海外投機筋が、10月6日月曜の朝シドニーで損切りの買戻しを大々的に行ったために週越えで窓を開き、149円近辺からジリ高が続き、1月14日には159円台半ばまで10円上昇しました。
この間も、海外投機筋は売っては買戻しを繰り返し、また一部本邦個人投資家層は最初は窓埋め狙いの戻り売り、さらに上昇すると介入期待からの戻り売りと理由は変化しつつも売りが上がりの逆張り姿勢を崩さずに来ました。
そして、1月23日に2度にわたるレートチェックで、海外投機筋が待ってましたとばかりに売り込んで152円近辺まで下げました。
しかし、EUR/USDやGBP/USDでもドル安が進んだことで、マズイと思ったのかベッセント米財務長官が「米国は強いドル政策をとっている」「米国はドル/円で介入していない」と発言したために反発し、一番底を形成しました。
しかし、2月8日の衆議院選で自民が大勝した翌日9日月曜のマーケットでイージーな高市トレードと称するドル買いが出たところを、海外投機筋のネバーギブアップ(決してあきらめない)の売りが強烈にでて、152円台まで急落しました。
そして、海外投機筋によって、二番底潰しが試みられましたが失敗しジリ高に転じ、ダブルボトムが形成され、さらに3月1日に米国とイスラエルによるイラン攻撃が開始されると、160円をうかがう展開となりました。
しかし、3月恒例の海外投機筋によるドル売りトライが3月19日に決行されて、157円台まで下げたものの下げきることはできませんでした。
そこから連日機械仕掛けの海外投機筋が売っては買戻しそしてまた売りを繰り返したため、あたかも恒常的にドルショートになったような状況となり、売っても売ってもジリ高になっています。
こうして、来週火曜には、日本の多くの企業が3月31日の決算期末を迎え、例年期末のドル買い需要が高まる時期に差し掛かっています。
財務省は、このドル高は投機的と言いますが、上記でも述べましたように、実際には、内外問わず、売り上がってショートの状況で期末を迎えることになり、いったいどんなことになるのだろうと、正直、危惧しています。






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