過度のアゲンストに耐えることはない(ロスカット幅の決め方)
まず、知っておくべきことは、儲かったポジションは、それほどアゲンスト(評価損が出ること)にはならないということです。
したがって、アゲンスト幅が大きいために、苦しい思いをしながらポジションを持ち続けることはないということです。
また、ポジションが大き過ぎるために評価損が大きくて、苦しい思いをするということも、ポジションの大きさによって、自らに余分なプレッシャーを与えない大きさにすることが大切です。
つまり、自分自身をメンタル的に追い込んでしまうような、ロスカット幅、あるいは、ポジションの大きさにすることはありません。
それでは、どれぐらいのロスカット幅が適当かですが、これは、個人差、あるいはトレーディングスタイルによって、異なってきます。
私の例で申し上げますと、私は、以前、プロップトレーダーと言われる、自己玉で長めのポジションをキャリーするトレーダーでした。
ニューヨークに駐在していた時、上司からあるヘッジファンドがトレーダーにやらせている、各トレーダーに適したロスカット幅を算出する計算をやってみないかと言われ、やってみました。
計算は、ごく単純で、自分が利食えたポジションのポジションメイクからポジションクローズまでの間に受けた最大アゲンスト幅を合計し、取引件数で割って平均値を出すというものでした。
そうしたところ、当時の私のような長めにポジションを持つトレーダーでも、アゲンスト幅の平均値は35ポイントと、かなり狭く、自分自身でも驚きました。
これにより、「うまくいったポジションは、それほどアゲンストにならない」と、考えるようになりました。
私の場合、35ポイントに10ポイントの遊びを作り、45ポイントで実際やっていますが、もちろん、短期的にしかも狙う値幅も狭いようであれば、もっとロスカットレベルを狭めれば良いわけです。
要は、過度のアゲンストに耐えることはないということです。
人間、100%相場を当てるということは、ほとんど不可能です。
自分が、相場の見方を誤っていると思えば、さっさと手仕舞い、次のチャンスのために英気を養うことが、重要です。






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