皆同じことを考えるもの(相場の型、人の顔同じものなし)
自分だけが、今のチャートパターンはあの時のチャートパターンと似ているとか、このチャートのパターンは教科書に出ているパターンと同じだと気づていると思っていたら大間違いで、多くのマーケット参加者が同じように気づいているものです。
しかも、気づいた人の多くは、これを知っているのは自分だけだと思っていることが多いと言えます。
そして、チャートの形状が完成した後の相場展開も、多くの人が同じように考えていると見てもあまりはずれてはいないと思います。
たとえば、教科書的なヘッドアンドショルダーの右肩を相場が形成しているときなどは、本当に多くのマーケット参加者がそのことに気づいていて、同じように右肩が完成すれば下落すると期待してショートメイクするため、極めて短期間で売り過ぎになります。
そのため、教科書には載っていない動き、つまり下がり切らないために、いったん買戻しが集中してポジションが軽くなったところではじめて、本格的な下落となることもありますし、そのまま反転してしまうこともあります。
このように、実際の相場がまずあって、教科書は実際の相場のパターンを紹介しているに過ぎず、実戦では教科書を参考にしながらも、臨機応変な対応が必要になります。
酒田五法では、こういった場合、「型にとらわれず、ただ勢力(勢い)だけを判断する」と説いています。






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