憲法記念日の振替休日
5月3日日曜の憲法記念日の振替休日で、したがって、仲値決めもなく、また輸入の買いもありません。
すでに、メルマガ会員の皆さんにはとっくに申し上げていることではありますが、今回の政府・日銀のドル売り円買い介入の理由にはふたつあると考えています。
ひとつには、イラン戦争による原油価格の高騰と円安のダブルパンチで、石油会社はじめ輸入企業がドルが手当てしきれなくなったため、輸入企業に少しでも安いドルを買うチャンスを与えるための救済策としての側面があります。
事実、4月30日の介入実施の翌日となった5月1日の朝は早朝の7時台から輸入企業が、介入で下がったドル/円を買おうと群がっていました。
そして、もうひとつの介入理由は、例年5月の連休明けから7月の頭にかけて、ドルの需給がタイトになるため、5月の連休明けの上昇の発射台をできるだけ下げておきたいためにゴールデン期間中に為替介入をするというもので、今年もゴールデンウィークのスタートとなる4月29日の昭和の日の翌日である4月30日に介入を実施しました。
また、2024年が好例で、同年は4月29日と5月2日に2回介入して、5月3日に一番下げておいて、週を越えた5月6日のゴールデンウィーク明けを迎え、そこからドルの需給がタイトなる期間に入り、ドル/円は上昇しました。
同年6月後半になると、同年4月29日につけた高値を超えましたが、政府・日銀は介入を見送りました。
その結果、5月3日の安値151.86から7月3日の高値161.95まで、ちょうど2か月で10円上昇しました。
なぜ介入を見送ったかと言えば、それほど旺盛なドル買い需要がこの時期にあるため、介入しても焼け石に水と判断したからだと見ています。
そして、タイトなドルの需給が一巡した7月11日と12日の2日連続で大量ドル売り介入を実施した結果、7月のピークからほぼ1か月後の8月5日には141.69と、今度は20円の急落を見ており、政府・日銀は結局介入で上昇相場を抑えたと言えます。
現在のヒロセ通商さんの注文情報を見ますと、繰り返される通貨当局からの円安けん制発言に加えて、海外投機筋による度重なる「なんちゃって介入」により、従順な本邦個人投資家層はドル買いを手控え、ドルの戻り売りを繰り返すため、依然として売り上がりオーダーとショートのストップロスが上に並んでいます。
これ以上上がると、今年で言えば、ゴールデンウィークが明ける明日5月7日を前にまた政府・日銀の介入がある可能性はあると思います。
しかし、それを期待してまた戻り売りしたところが、値ごろ感から予想した介入点を相場が超えても介入がなければ、失望のショートのロスカットが炸裂し、損切りによって相場をさらに押し上げられたところで介入が入るという、従順な個人投資家層の人柱が何本も立つことになりかねません。
見方を変えれば、相場を下げたければ、下げるのに邪魔なショートをいったん切らせてから下げるというのは、相場の世界では当たり前と言えば当たり前のことです。
だからこそ、強く申し上げます。
介入を期待して逆張りの戻り売りをするのはやめて、介入が実施されるまではスクエア(ポジションなし)で待ち、実施されたら、その介入の売りの波に乗り、運んでもらって、利食って離脱する、すなわち、jaja(順張り後出しジャンケン)に徹することです。
順張りは、逆張りのような相場からのプレッシャーに耐え忍ぶことはありません。
なんのプレッシャーもなく、楽に明るく収益を得られるトレード法です。
予想はやめて、事実に乗ることです。
今の幼気な(いたいけな)多くの本邦個人投資家層の惨状を見るに忍びなくて申し上げました。






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