相場のイロハ
昨晩のトランプ大統領の「米国とイランの協議が最終段階にある」発言は、典型的な投機筋の連想ゲームです。
このヘッドラインが出て、戦争終結の見方が強まったからドル売りという連想は、あくまでも投機筋が頭で考えたもので、戦争が終わったわけでもなんでもありません。
確かにこのヘッドラインが出る前にやや買い上げた形跡はありますので、一部ロングの投げはでたでしょうが、それは多少のもので、投機筋の大方はこのヘッドラインで待ってましたとばかりに売り込んでショートを抱えたものと見ています。
そもそも、発表前の買い上げた水準の159.16近辺から落ちて158.59ですから、たった57銭の下げに過ぎす、むしろそれでできたショートがさらなる下げを期待して、ジッと我慢しているものと見ています。
これで、今日の東京に入れば、また輸入の買いが出るでしょうから、すでにできたショートは我慢しきれず買い戻すだけではないかと思います。
投機筋には、たとえば売れば、損益確定のために必ず買い戻さなければならない宿命があります。
一方、輸入の買いは、買ったらそれで取引は完結する、いわゆる買い切り玉の上に、現在ドルの需要期で通常より多い買い切り玉が今日もマーケットにぶち込まれるものと思われ、買い戻す宿命のある投機筋がさらなる下げを期待して頑張ってみても、勝てるはずがないと思います。
しかし、そうした相場のイロハもわかっていない現在の海外投機筋の程度の悪さは、本当にひどいとしか言いようがありません。
海外投機筋がショートを抱えて我慢することは本人の勝手ですが、結局さらに相場を踏み上げるためのエネルギーを溜めていると見ています。
相場に勝つためには、相場のイロハは常識として知っておくことが、とても大事です。






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