ニューヨークを終えて
ニューヨークダウは、強い米雇用統計の結果を受けて年末までの利上げが織り込まれたため売られ、前日比694.35ドル安の50,867.58ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら0.072%上げて4.549%で引けました。
原油価格は、下落し、前日比2.71ドル安の90.33ドルで引けました。
金価格は、下落し、前日比161.3ドル安の4343.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、この日が5日で、5・10日(ゴトウビ)に当たり、9時54分の仲値決めに向けて、輸入企業の輸入決済のドル買いが強まる日でしたが、特に5月から7月初めのドルの需要期の、その5・10日ですので、ドル買いがいつも以上に強くなるはずの日でした。
シドニータイム、ニューヨーク・ボーイズ(※)と思われる売り仕掛けに、159.92近辺をつけましたが、7時台になると買いが強まり、いったん160.02近辺まで戻しました。
しかし、東京オープン前後から、ハイエナ君(※)が5・10日の輸入の買いに挑むかのように強力に売り出し、仲値決め後には、159.90近辺まで売りました。
しかし、売り過ぎとなり、昼頃には159.99近辺まで戻しました。
午後になると、再び執拗に売り、159.92近辺まで下げました。
まさしく箱庭のようなミニチュアな動きが続きましたが、結構体感的には激しい売り買いでした。
ロンドンオープン後、引き続きミニチュアな動きが続き、159.97近辺までのロンドン・ハリアー(LH)(※)によるショートスクイズ(※)を経て、ロンドン・ハリアー(LH)のロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)の売りにジリ安となり、ニューヨークオープン前には、159.84近辺をつけました。
ニューヨークオープン後発表された米雇用統計では、非農業部門雇用者数が、予想をはるかに上回る強い結果となり、年内のFRBの利上げが確実視されたことからドルはその他通貨に対して全面高となりました。
ドル/円も上昇し、160.26近辺をつけました。
その直後、瞬間159.73近辺まで下げる場面もありましたが、すぐに反発しました。(【ご参考】をご参照)
その後も続くドル全面高の中、ドル/円はジリ高を続け、160.34(※)をつけました。
その後、ニューヨーク・ボーイズ(NYB)の売りのアタックに、160.09まで下げましたが、160.21まで反発しました。
【ご参考】憶測ではありますが、FRBの利上げが確実されたために、ドルが全面高となりましたが、介入警戒感のあるドル/円でのドル高は、他の通貨でのドル高に比べて遅いため、他通貨に対しては円高になる、つまりクロス円が下げやすくなったため、クロス円のロングを大きく持っていたプレーヤーは、これはマズイと手仕舞いを急いだものと思われます。
この手仕舞いに当たって、たとえば、EUR/JPYのロングのポジションを大きく持っていたとしたら、EUR/JPYを売って手仕舞おうとしても、EUR/JPYとしてのマーケットの流動性は低いため手仕舞いに手こずることが予想され、EUR/JPYをEUR/USDとドル/円にバラシて(分解しての意味)、それぞれを大きく売ったために、ドル/円で瞬間的に大きな売りが出たものと見ています。
(※)ニューヨーク・ボーイズ(NYB):2025年の年末頃から目立ち始めた海外投機筋。ニューヨーク時間でのドル/円のドカ売りを得意としているが、トレードが子供じみて単純なため、ニューヨーク・ボーイズと命名。
(※)ハイエナ君:ドル/円が2025年10月になって新規参入してきた海外投機筋のようです。米系のようです。東京市場の需給関係については、最近5の倍数の日はドル買いが強いことはわかってはきたようです。これまで、この手の海外からの新規参入は、東京市場については、ほとんど研究していないため、長続きしていませんでしたが、結構、しぶとく残っています。
(※)ロンドン・ハリアー(London Harrier、LH):
ロンドン勢のことです。低迷期を経て、また元気を取り戻す兆しが見えてきたため、今まで呼称がなかったことから、2026年3月に命名しました。イギリスが開発した垂直/短距離離着陸が可能な名戦闘機ホーカー・シドレー・ハリアーから名付けました。
(※)ショートスクイズ(SS):ショート筋をあえて買い上げて買い戻させて利食う手法で、ロンドン・ハリアー(LH)の得意技。
(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドン・ハリアー(LH)の得意技です。ドル/円では、ドル売りです。
EUR/USDは、1.1642近辺から1.1519近辺まで下げました。その後、買戻しに1.1527近辺をつけました。
EUR/JPYは、186.11近辺から184.50近辺まで下げました。その後、買戻しに184.67近辺をつけました。
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