全体的なドル高に転換の可能性
昨日のロンドンでは、久々のナイアガラでした。
これは、先週金曜に発表された米雇用統計で、非農業部門雇用者数が予想をはるかに上回る強い結果となり、年内のFRBの利上げが確実視されたことからドルはその他通貨に対して全面高となりました。
その結果、介入警戒感のあるドル/円でのドル高は、他の通貨でのドル高に比べて遅かったため、他通貨に対しては円高になる、つまりクロス円が下げたため、クロス円のロングを大きく持っていたプレーヤーは、これはマズイとクロス円ロングの手仕舞いを急いだものと見ています。
この手仕舞いに当たって、たとえば、EUR/JPYのロングのポジションを大きく持っていたとしたら、EUR/JPYを売って手仕舞おうとしても、EUR/JPYとしてのマーケットの流動性は低いため手仕舞いに手こずるため、EUR/JPYをEUR/USDとドル/円にバラシて(分解しての意味)、それぞれを大きく売ったために、ドル/円で瞬間的に大きな売りが出ました。
そして、昨日のクロス取引を得意とするロンドンで、さらに、ドル/円は売り、EUR/USDやGBP/USDなども売り、その結果クロス円は下がるというすべてが下がるという、つまりナイアガラとなりました。
ただし、昨日のロンドンでのナイアガラは、金曜のクロス円ロングの大規模な手仕舞いに乗じた売り仕掛けてはありました。
そのため、その後、買い戻しが全般に起こりました。
ただし、ここで、やはり気をつけておかなければならないのは、これまで、EUR/USDやGBP/USDではドル安志向ではあったもののレンジ相場だったところで、ドル/円が単独でドル高円安であったためのクロス円が上昇しました。
もちろん、6月は欧米の中間決算で、EUR/USDなどでできた期初の1月以降できたポジションで、まだキャリーされているポジションは反対売買をして決算する動きも6月にはあります。
しかし、今回の米雇用統計の結果により、これまでの米金利低下見通しが、年内のFRBの利上げの見通しに、本当に今後転換していくのであれば、EUR/USDやGBP/USDも、本格的にドル高に転換する可能性があります。
そうなると、これまでのドル/円の単独ドル高から全体的なドル高になると、ドル/円はさらに上がりやすくなる可能性が出てきます。
そういう意味で、米金利の行方に対するマーケットのセンチメントの変化を注意深く見る必要があります。






![FXをもっとシンプルに! | エフプロ FXをもっとシンプルに! [エフプロ Top Page]](http://www.banya-mktforecast.jp/photos/uncategorized/fpro_190x55_202412.png)








