残念ながら
昨日は、ロンドンタイムに、高市首相、そして植田日銀総裁の発言がありました。
おふたりの発言の目的は、政府・日銀による為替介入が効かないほどのドルの旺盛な買い需要の時期に現在入っている中での円安阻止の苦肉の策であったと解釈しています。
しかも、このロンドンタイムに発言時間が選ばれたことで、財務省がこれまで繰り返してきたように、「円安は投機による」と本当に考え、海外の投機筋に向けてメッセージを送ろうとしたものと見ています。
これまでも、レートチェックや介入実施にロンドンタイムが選ばれることが多かったのは、海外に向けてメッセージを政府が送りたかったためだと思います。
ただし、このことによって、政府が誤った事実認識をしていることが、むしろ明らかになってしまったと見ています。
繰り返し申し上げます。
現在の相場構造は、2022年、2024年、そして今年のゴールデンウィークにおける2回の介入を含め、政府・日銀による大量ドル売り円買い介入により、一部CTAという長期の投機筋を除き、デイトレの海外投機筋は売り一辺倒ですし、本邦個人投資家層も介入期待のドルの戻り売りを繰り返すようになりました。
その結果、市場に投げるべきロングがほとんどなくなり、そのために、実際このゴールデンウィーク中の2回で11兆7千億円もの過去最高額となる大量介入をしても、瞬間5円50銭の下げに留まりました。
つまり、急落するために必要なのは大量のドルロングですが、その投げるべきロングが今マーケットにはほとんどないということです。
しかも、5月の連休明けから7月初めのドルの需給がタイトになる時期を迎えて、毎日1分足で観察するとどなたでもお分かりになれますが、9時54分の仲値決めに向けて、大量の輸入のドル買いが連日出ています。
その買い切りの輸入の玉を、内外の投機筋が売って飲み込んで、ただでさえショートになっているところに、昨日はおふたりの要人発言があって、さらにマーケットにドルを売らせたのですから、これはショートの上にショートを上塗りしたようなもので、さらに上がりやすくさせてしまいました。
実弾介入もマーケットをショートにさせますが、要人発言はさらにタチが悪くマーケットをショートにさせたと見ています。
残念ながら、何がマーケットで起きているかを正確に把握していない政府に頼っても仕方がありません。
これまでも、繰り返し申し上げていますように、自分のことは自分で守るしかありません。
そのためにも、売りでも買いでも波に乗り、利が乗ればしっかり利食うjaja(順張り後出しジャンケン)をお勧めします。
尚、昨日、この問題について、より詳しくお話した動画をリリースしましたので、お時間があればご覧ください。
【必見】円への肌感覚で勝つ!
https://www.youtube.com/watch?v=mRMin2x6X3g






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