武者震い(極度の緊張感と興奮)
今まで、震えるなどと言うと、いくじがないようで誰にも言いませんでしたが、極度の緊張と興奮から、ディールの後、手の震えが止まらなくなったことが何度かありました。
あれが、たぶん武者震いだろうなと、自分では今でも思っています。
それは、ロンドンから東京に移り、ロンドン支店より何十倍も大きな取引が飛び交う東京のディーリングルームで、ケーブル(GBP/USD)ディーラーの時、そしてドル/円ディーラーだった頃に何度かありました。
当時のディーリングルームは、ブローカー(仲介業者)からのプライスの提示もスピーカーを通して声で伝えられましたし、また直接ディーリングマシーンあるいは電話を使って他の銀行にたずねたプライスも、アシスタントから怒鳴るように伝えられ、普通のときでさえ喧騒の中にありました。
そういうところに、国内のお客さんからあるいは海外から、大口のプライスを聞かれ、そして出したプライスを叩かれ、それによって出来たポジションを、ブローカーを通じ、そして他の銀行を何行も呼んで、カバーに入る時はそれは怒号の渦となりました。
ヘタをすると10銭で何千万円のロスになるというリスクの中で、そのプライスで売買するか見送るかを即決していくことは、極度の緊張感と興奮に包まれました。
そして、大口のディールを終えたとき、ふと見ると、自分の手が震えていることに気づきました。
ひとつの達成感と、軽い疲れを感じながら、震える手に恥じらいを感じたものでした。
« [06/12]FX経済研究所出演 | トップページ | ミズラン(Mizlin)Part454:九四六屋(居酒屋) »






![FXをもっとシンプルに! | エフプロ FXをもっとシンプルに! [エフプロ Top Page]](http://www.banya-mktforecast.jp/photos/uncategorized/fpro_190x55_202412.png)








