やすきに流れることの怖さ
片山財務相とベッセント財務長官のオンライン協議の報に、最高値161.95突破は、とりあえず161.92で折り返し寸止め状態となりました。
こうなると、介入期待の戻り売り勢の鼻息はいやが上に強まるものと思います。
売り上がってショートを作れば、口先介入や、レートチェックや、そして今回のような観測記事が流れ、相場は待ってましたの売りが殺到し、下がったところは利食えるのですから、もうたまりません。
実際、注文情報を見ますと、現段階で、161円台後半は、新規の戻り売りオーダーでてんこ盛りです。
確かに、儲かってどこが悪いと言われれば、それは自己責任の世界ですから、ご自分でリスクを取られておやりのことですので、まったく問題ないことです。
しかし、この一連の口先介入、レートチェック、観測記事のリークといったカンフル注射で、このギリギリの局面を延命させているこの不健全な対応は、結局多くの禍根を残すことなると老兵は思います。
以前から申し上げていますが、161.95という最高値を丸めて162円として、この水準で上はとりあえずキャップと相場用語では言いますがフタされた状態です。
しかし、月足では、2021年1月の102円から上昇トレンドが162円まで引かれ、それによって ウェッジ(楔形)・フォーメーションが形成されています。
このフォーメーションが、意味するのは、ウェッジの中で、上昇エネルギーがどんどん溜まり、パンパンになると暴発する可能性が極めて高くなります。
それでは、どこまで暴発するかと言えば、単純計算ですが、162円+(162円-102円)=162円+60円=222円です。
もちろん、理論値に過ぎませんが、いずれにしても、相場がめちゃくちゃに上がる可能性があります。
そこに持ってきて、英系大手ヘッジファンドのブルーベイは、日銀が利上げすれば、ドル/円は下がる、160円に乗せれば、政府・日銀は介入するという極めて通り一遍の見通しから、国家予算並みのドル/円ショートを抱えています。
彼らの当初の方針としては、162円でさらに売るが、164円を超えたら、全部手仕舞うということですが、日銀が既に0.25%利上げしても、160.00もタッチできないですし、政府・日銀は、もちろん今のところですが、介入していません、
その上、2022年以来の大量介入で、一部CTAを除きだれもドル買いから入らなくなってしまい、今や内外ともに投機筋は売りからしか入らなくなっています。
そして、国内でも知っている人は少ないようですが。5月の連休明けから7月初めのドルの需要期にあって、毎日買えば取引が完結する輸入がドルを買い続けています。
そして、極めつけは、ドル金利が上昇方向に向き始めており、ドルの全面高の可能性が強まっていることです。
ドルの総合的な強弱を示すドル・インデックスの週足は、ラウンディングボトム(鍋底)のネックラインを、実体(ロウソク足の寄付きと引け値の間の太い部分)で上に抜けようとしています。
今週金曜のニューヨーククローズが、101.00を超えてくると、ドル上昇のサインが新たに点滅します。
こうしたいろいろな材料やテクニカル分析を総合して考えると、これからが本格的な上昇になる可能性があります。
そのことだけは、お忘れにならないでください。
私が、強くお勧めするのは、売りでも買いでも波に乗り、そして利が乗ればしっかり利食うjaja(順張り後出しジャンケン)です。






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