日銀の利上げでも、160.00すらタッチできなかったことの重大さ
昨日、日銀は、政策金利を0.25%引き上げ1.00%としました。
にもかかわらず、ドル/円の安値は発表前の160.05と、160.00もタッチできませんでした。
そうかといって、発表後、急騰もせず、ジリ高です。
しかし、今回の日銀への利上げ期待、さらにそれによるドル安円高期待は、国内勢よりも海外勢に高く、たとえば、実際、英系大手ファンドのブルーベイは、既に159円台で国家予算サイズ、つまり極めて大きなショートを抱え込んでこの日銀の利上げを待っていました。
その結果が、日銀が利上げしても160.00もタッチしなかったのですから、彼らにとってはそれは大変な問題です。
ヘッジファンドですから、ペンションファンド(年金運用機関)にくらべて、結論を出すのは数段早いとは言え、抱えている巨大タンカーのようなドルショートをどうするかには、多少の時間がかかると思います。
しかし、日銀が利上げすれば円高に行くと思っていたのが、160.00もタッチできなかったことの重大さは、かなり彼らにとっては深刻だと思います。
これまでの方針通り、162円も売って、164円を超えたら全部買い戻すのか、あるいはもっと早めに手仕舞いに入るのが、これからの彼らの去就が注目されます。
ただし、手を上げて、「僕、止めます」とは言わず、ある日突然怒涛のようなドル買いが起きる可能性がありますし、たぶん巨大ドルショートポジションの手仕舞いともなれば、ドル/円の一番流動性のある東京市場、しかも東京オープン直後が狙われる可能性は極めて高いと思われますので、警戒が必要です。
そして、この強烈な買いの波が起きたら、オアフ島の大波などというより長大なビッグウエーブとなるでしょうから、jaja(順張り後出しジャンケン)でしっかり波に乗ることです。
あと、昨日朝の7時のNHKニュースで、日銀の利上げの解説で、利上げしたら日米金利差縮小でドル安円高、利上げしなかったら日米金利差は縮小せずドル高円安と説明していました。
しかし、この人は、2024年暮れから現在までに、昨日日銀が0.25%利上げし2.50%の日米金利差に縮小となりましたが、それ以前の2.75%の日米金利差でも、2024年暮れに140円だったドル/円が今160円で20円もドル高円安になっていること、しかもさらに0.25%利上げしても変わらず、2024年暮れのドル/円の水準から、依然として20円のドル高円安をどう説明するのでしょうか。
国営放送にしては、あまりにも事実を観察していなくてお粗末です。
こんな報道を国民が毎朝まじめ聴き入っていると思うと空恐ろしいものがあります。
事実を、自分の目で観察することです。






![FXをもっとシンプルに! | エフプロ FXをもっとシンプルに! [エフプロ Top Page]](http://www.banya-mktforecast.jp/photos/uncategorized/fpro_190x55_202412.png)








