投資としての投機の心得
4:49現在 ドル/円 161.65
昨日12日、以下のようなヘッドラインが流れました。
「米国とイランは12日、ミサイルと無人機(ドローン)による激しい攻撃の応酬を繰り広げた。イランはホルムズ海峡を再び封鎖したと表明、湾岸諸国にある米施設に対する攻撃を実施した」
やっぱり、この手のニュースは、狙ったかのように週末に流れます。
世の中、米国とイランが和平交渉に入ったと聞けば、ああこれで戦争も終わりと思いますが、週末のこうしたハートアタック(心臓発作)的なニュースヘッドラインが週末に出ることで、今時、週越えでポジションをキャリーすることのリスクがいかに大きいかを思い知らされます。
ただし、13日零時頃、以下のヘッドラインが出たためか、先週金曜のニューヨーククローズの161.73より、現在の水準はやや緩んでいます。
「これに対し、トランプ米大統領は12日、海峡は「開放されている」とNBCテレビの電話取材で述べた」
しかし、常々申し上げていますように週越え、重要指標発表越え、FOMCや日銀金融政策決定会合などの政策金利決定の発表越えといった丁半博打という一攫千金かはたまたサドン・デスというロシアン・ルーレットをやることにスリルを感じる愛好家はいくらでも楽しめばよいと思います。
しかし、投機であっても投資と考え、しかもそれ以前に今の厳しいインフレからの生活防衛として投資の世界に入られてきている方々が、そうしたロシアン・ルーレットに、あえて身を投じることはないと思います。
相場の幸せの青い鳥は、普通のマーケットにあります。
私は、既に、米雇用統計とか、米CPIとか、米PPIといった重要指標での実況中継は取りやめていますが、最近のように、こうした指標発表後の指標結果に関わらないAIのよる激しい売り買いにつきあうことなく、もっと本来的な「経済指標は、時系列で追うものであって、スポット(一時的)で見るものではない」という見方に戻って指標結果を見ると、よりクリアに、その対象国の経済の方向性が見えてくることに気づきます。
こと程左様に、世の中の流れは、点ではなく、線で、さらに面で見るものだと思います。
Weekly Reportでも申し上げましたように、5月・6月のトレンド相場から、7月・8月のレンジ相場に基本としては変わり、それにCTAのロングとブルーベイのショートの手仕舞い、さらに介入という複数の大きな変数が加わっての当面の7月相場です。
例年、7月・8月相場は、投機筋同士の足の引っ張り合いの泥試合が繰り広げらてきました。
出てくるニュースヘッドラインに、あれは買いこれは売りと子供のサッカーのように出た材料を、皆でダンゴになって追うことがトレードだと錯覚しないよう、殊更相場から一歩も二歩も下がって見る季節になっていると思います。
そんな中で、いかに相場の青い鳥を得るには、マーケットの喧騒の中でも、冷静にマーケットを見る目を持ち続けることだと思います。
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