宴の後
前日の米消費者物価指数(CPI)に続き、昨日の米生産者物価指数(PPI)も予想を下回り、今月のFOMCでの利上げの可能性はほぼ無くなったという見方が強まったとしてドル全面安となりました。
しかし、その実は、要は私と同じようにドル全面高を期待してできたドルロングポジションの総投げ状態になったことからのドルの急落相場となったわけです。
特にGBP/USDが急騰した(ドル安)ため、クロス取引で最大のEUR/GBPが急落(ユーロ安ポンド高)しています。
そして、ドル/円が下げ渋っているため。クロス円が大幅上昇となりました。
その後、ドル/円は、売り過ぎから急反発し、本当に下がらないドル/円を印象づけました。
これもまた、7月相場の一つの大きな特徴である、8月の夏休み前の手持ちポジションの整理であって、米国の消費者も生産者も物価指数が予想を下回ったことは、あくまでも相場用語でいうところのエクスキューズ、つまり言い訳に過ぎないと思います。
ですから、殊更に目くじら立てて、米利上げ予想が後退、すなわち、ドル安に転換といった大層なものではないと見ています。
先日来申し上げていますように、ドル相場は5月・6月のドル高トレンドから、7月・8月のレンジ相場に転換するに当たり、それまでキャリーされてきたドルロングポジションを手仕舞い、夏休みに入ろうとする動きが出ているのだと思います。
こうなると、これからの7月・8月相場で、マーケットに残るのは、内外の日計りの投機筋ばかりになりますので、さらに投機筋同士の熾烈な足の引っ張り合いが強まるものと思われます。
さらに、5月・6月のトレンド相場で儲かった方々は、休むことで利益を漏らさないようにすることが大事で、また5月・6月のトレンド相場で儲からなかった方は、このすさんだマーケットからは、一歩も二歩も下がって相場を見ることが大事になります。
ところで、3月以来ドル/円ロングで、さらに5月・6月にドルロングを積みましたCTAの動向が注目されます。
以前から申し上げましたように、CTAは、8月の夏休み前、7月中にポジションを落として夏休みに入ることがほぼ常態化しており、特に手仕舞いのタイミングを、米雇用統計、米CPI、米PPIなどの米重要経済指標の発表直後にすることが多いのに、今回は依然として、目立った手仕舞いの動きがありません。
必ず7月に手仕舞うとは、過去例を振り返るとそうとも限らないようですが、それでもまた7月も残り半分がありますので、引き続き警戒は必要だと思います。
尚、彼らの動きを探る糸口としてシカゴIMMポジションの推移には、十分注意して見ることが必要です。






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