ドル高を主導する通貨はどれ?
昨日のロンドンオープンの日本時間15時近辺の安値が163.07で、ロンドンクローズ日本時間1時前の23時45分の高値が163.98ですから、ロンドンタイムを通して、91銭の上昇でした。
値動きからすると相当ドル/円は買われたものと見ています。
そして、そのドル買いの影響を受けて、盲目的に繰り返し買われてきたEUR/USDも売られました。
それを見るだけで、直近、ドル相場を主導しているのがドル/円であることがわかります。
つまり、従来であれば、EUR/USDが主導的に相場をリードしてきました。
たとえば、昨年1月のトランプ大統領が再選後ただちに関税政策を打ち出したことを嫌気したドル安の時に、主導したのはEUR/USDであり、ドル/円は追随的に下げました。
しかし、昨年7月からドル/円はジリ高に転じて上昇を続ける中、EUR/USDは、高値圏でラウンディングトップを形成しながら、レンジ相場を続け、やっと先月ぐらいからユーロ安ドル高気味になりました。
しかし、相変わらず、連日AIによる盲目的なユーロ買いが続き、週足ベースでは急落(ドル高)の可能性が高まってはいますが、結局昨日のようにドル/円でドル高が進まないことには、EUR/USDの下げはまだ進まないという状況です。
私は、これまで、今後EUR/USD中心のドル全面高になるものと見てきましたが、どうも今の状況では、ドル/円がドル高の主導的な立場を今後も続ける可能性があるのではないかと考え始めています。
正直なところ、まだ確信を持つまでには至っていませんが、ただし、昨日の上げもそうですが、やはり巨額のショートポジションを抱えていると思われるブルーベイの買戻しは、観測ベースでは7月8日からはじまっているようですが、まだまだすべて買い戻すには相当買わなければならないものと見ており、それによる直接的なドル/円の買い圧力はまだまだ続くものと見ています。
もちろん、トランプ関税に嫌気して昨年前半EUR/USDは買われて、かなりのロングになっていますが、トランプ嫌いの西欧と米民主党支持層が、未だに決着を見ないイラン戦争を理由にまだ思い切ったEUR/USDの手仕舞いには踏み切れないのかもしれません。
いずれにしても、ドル/円が主導するのか、EUR/USDが主導するのかは、まだ観察の余地がありますが、ドル/円は「日本のドル不足のドル買い」という構造問題があり、またEUR/USDは週足で見ても、かなりのユーロロングを抱えた状況が続いているだけに、今後、全体的なドル高進行の可能性は高いものと見ています。






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