大いなる誤解?
7月に入っても、昨日の仲値決めまでは、未だに輸入の買いは旺盛でした。
そのためか、介入が入りやすい17時前後を個人的には気にしていましたが、介入は実施されませんでした。
財務省は、17時を意識していると見ています。
その理由は、片山財務相が、よく言う「円安は投機によるもの」という認識があるからです。
常々、申し上げていますように、今の相場の実態は、2022年以来繰り返されている政府・日銀の大量介入の結果、一部CTAを除き、だれもドルを買わなくなり、海外投機筋御三家(ハイエナ君、ロンドン・ハリアー(LH)、ニューヨーク・ボーイズ(NYB))は売り先行、最近デビューのナイアガラ・マンもナイアガラ先行(全売り)から入ることが多く、また本邦個人投資家層は介入期待の戻り売り、そして英系大手ヘッジファンドのブルーベイは巨額ショートを抱えたままです。
一方、財務省が「円安は投機によるもの」という発言を繰り返したため、当初は今の相場の実態はわかっていた上で、財務省がとぼけているのかと思いました。
しかし、その後の財務省の言動などを聞いたり見たりしていますと、どうも本気で「円安は投機によるもの」と思っているようだと思うに至りました。
「円安は投機によるもの」と思っているからこそ、東京マーケットのクローズ時間である17時が過ぎて、ドル/円が海外市場、つまりロンドンマーケットという海外に移り、彼らが想定するドル買いを仕掛ける海外投機筋の前にドル/円がさらされる時に、海外投機筋に毅然たる姿勢を示すために、この17時台に好んで介入を実施してきたように思います。
個人的には、財務省のこの大いなる誤解による17時台は、介入実施のタイミングと見て、この時間前後に注意しています。
こうした投機筋大多数は実はドル売り先行という実態を把握せずにいる財務省は、言い方は悪いですが、あえて言わせてもらえば、風車に突撃するドン・キホーテのようなものではないかと見ています。
実態を把握していない財務省だけに、2024年の7月の11日と12日の大量介入で、8月初めまでに20円もの大急落という成功例の2匹目のどじょうをを狙って、もうほとんどだれもドルを買わなくなっているどころか、ドル売り先行になっている今回の7月相場で大量介入を実施しても、マーケットに大量のドルロングがない以上、下げても瞬間で、むしろ提灯売りでショートになり、反発してしまうのではないかと思っています。
マーケットだけでなく、当局にも、「相場の型、人の顔同じものなし」と申し上げたいと思います。






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