ニューヨークを終えて
ニューヨークダウは、一進一退で、前日比107.46ドル安の53,732.53ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは上昇し、暫定値ながら0.051%上げて4.692%で引けました。
原油価格は、上昇し、前日比1.05ドル高の82.30ドルで引けました。
金価格は、横ばいで、前日比15.1ドル高の4435.5ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、7時前、159.52近辺まで買われたものの、8時ジャストから、ハイエナ君(※)が売り出し、特に8時後半になると売りが本格化しました。
9時ジャストになると、ハイエナ君は、力一杯売り込み、159.40近辺まで下げました。
しかし、それに対して、この日が協調介入から2週間目の週末を控えた金曜日を迎えたことから、介入後円高に行くどころかむしろ円安となる中、協調介入だけを鵜呑みにして作った円買いポジションをアンワインド(手仕舞い)する動きが、この流動性の高まる東京オープンのタイミングで、今回の介入騒ぎに便乗した海外勢から出たもようで、リバースナイアガラ(全買い)(※)となり、ドル/円は159.50金ぺまで買い上げられました。
しかし、その後、ハイエナ君が、再度強烈に売り出し。159.39近辺をつけました。
そして、9時54分の仲値決めに向けては、輸入の買いが強まりました。
仲値決め直前になると、ハイエナ君が、得意の10時台に向けて、滅茶苦茶に売り出し、159.35近辺まで売り下げました。
いったん159.39近辺まで戻した後、二番底狙いの売りがハイエナ君から出て、159.36近辺まで下げましたが、下げきれず、その後は。買戻しに、159.45近辺をつけました。
しかし、マーケットが値ごろ感から買い下がっていたため、ハイエナ君は、それをめがけて売り下げて、ロングの投げが出れば買い戻すを繰り返し、ロンドンオープン前には、159.15近辺をつけました。
ロンドンオープン後、ロンドン・ハリアー(LH)(※)のショートスクイズ(SS)(※)となり、159.31近辺まで戻したところが、このショートスクイズはバレーボールのトスアンドアックのトスに当たり、その直後からは、アタックに当たるロンドン・ハリアー(LH)のロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)となり、159.07近辺まで突っ込みました。
その後、やや戻して横ばいになりました。
しかし、ニューヨークオープン前から、売りは再開し、ニューヨークがオープンすると、159.00を割り込み始めました。
そこへ、米小売売上高の発表となり、結果は予想よりも悪かったため、ニューヨーク・ボーイズ(NYB)(※)中心に、一気に売りが殺到し、158.60近辺をつけました。
そこから、いったん159.09近辺まで戻したところから、お定まりの二番底狙いのニューヨーク・ボーイズ(NYB)の売りのアタックとなり、158.80まで売り込まれました。
しかし、一番底までも売り下げることはできず、その後は、これまでの一日でできたショートポジションの買戻しが大々的に起き、159.40近辺まで一本調子に買い戻されました。その後は、高止まりしました。
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【解説】
今週を振り返りますと、水曜からの3日間連日、ドル/円は東京・ロンドン・ニューヨークと売り込まれた挙句、ニューヨークの午後になると一気に買い戻されるという、1日の往って来い相場を繰り返しています。
これは、5月・6月のドルの需要期、さらに7月のブルーベイの一部買い戻し過程における東京でハイエナ君が売り込んで、ショートになってジリ高になったところを、ロンドン・ハリアー(LH)が売り込んでハイエナ君のショートを肩代わりしてショートになって、またジリ高が継続し、今度はそのショートを、ニューヨーク・ボーイズ(NYB)が売って、そのショートを肩代わりするため、さらにジリ高になり、結局ニューヨーククローズが一日の中で一番高く終わるという。いわゆるホットポテト(ショートのこと)のバケツリレーとなったのとは、明らかに違います。
明らかに、この海外投機筋御三家があたかもぐるになって、徹底的に東京・ロンドン・ニューヨークと続けて売り潰すような動きに今週はなっています。
しかし、いくらいろいろ攻め方を思いめぐらしても、所詮、投機筋の御三家ですので、売れば必ず損益確定のために、どこかでは買い戻さなければならず、結局、3センターで売り下げのバケツリレーをやった末に、結局ニューヨーク午後には一気に買い戻すというお粗末な結果となっています。つまり、AIという機械仕掛けの海外投機筋御三家の程度がわかる結果に、結局なっています。よくその辺の日々の相場の流れを観察することが必要です。
(※)ハイエナ君:ドル/円が2025年10月になって新規参入してきた海外投機筋のようです。米系のようです。東京市場の需給関係については、最近5の倍数の日はドル買いが強いことはわかってはきたようです。これまで、この手の海外からの新規参入は、東京市場については、ほとんど研究していないため、長続きしていませんでしたが、結構、しぶとく残っています。
(※)ナイアガラとリバースナイアガラ:もともとはクロス取引の得意なロンドン市場で、ドル/円を売り、たとえば、EUR/USDやGBP/USDも同時に売って、クロス円を売り下げる、つまり全部が落ちる様(全部売り)がナイアガラの滝のようなのでナイアガラと呼んでいる売り仕掛けで、リバースナイアガラとは、ナイアガラの逆の全部買いのことです。
(※)ロンドン・ハリアー(London Harrier、LH):
ロンドン勢のことです。低迷期を経て、また元気を取り戻す兆しが見えてきたため、今まで呼称がなかったことから、2026年3月に命名しました。イギリスが開発した垂直/短距離離着陸が可能な名戦闘機ホーカー・シドレー・ハリアーから名付けました。
(※)ショートスクイズ(SS):ショート筋をあえて買い上げて買い戻させて利食う手法で、ロンドン・ハリアー(LH)の得意技。
(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドン・ハリアー(LH)の得意技です。ドル/円では、ドル売りです。
(※)ニューヨーク・ボーイズ(NYB):2025年の年末頃から目立ち始めた海外投機筋。ニューヨーク時間でのドル/円のドカ売りを得意としているが、トレードが子供じみて単純なため、ニューヨーク・ボーイズと命名。
EUR/USDは、1.1563近辺から1.1585近辺まで上昇後、1.1563近辺まで下げました。
EUR/JPYは、183.60近辺から184.45近辺まで上昇後、184.28近辺まで下げました。
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