45度角度の右肩上がり
ドル/円の15分足チャートを見ますと、先週金曜21時30分発表の米雇用統計が、予想より悪かったことから、内外の投機筋が寄ってたかって売って大陰線を作って急落したところから、ジリ高は始まり、これまでに45度角度の右肩上がりの上昇となりました。
この45度角度の右肩上がりの形状を、一目見るだけで、マーケットがショートであることがわかりますと、これまでも常々申し上げてきました。
これは、私が開発した値動き分析のワンシーンではあるのですが、今回の米雇用統計発表という直接的原因と、それ以前に先月7月30日から今月8月3日まで行われた日米(正確には日米韓)の為替での協調行動による大量為替介入の結果、ドル弱気心理が遠因としてあった中での、米雇用統計発表により、内外の投機筋は、これはドルはさらに急落すると確信して売り込んだことで始まったと解釈しています。
しかし、この急落に乗れたのはあくまでもマーケット参加者のごく一部で、多くの売れなかった投機筋は、下げを確信しているため、8月8日土曜の2時半頃から売り上がり始めました。
そして、ここからがジリ高相場の真骨頂で、上げがあると値ごろ感で売っては、多少は下がるものの下げきれず、渋々買戻すため上げ、しかし次の上げを待っていた人間が値ごろ感で売るため、また多少は下がるものの下げきれず、渋々買戻して上がると、また別の人間が値ごろ感で売るというこの、ショートポジションのバケツリレーによって、ここまできれいに45度角度を描いて上昇してきました。
ジリ高は、上昇の中でも最長になるものです。
そして、このジリ高は、教科書的には、最終的には、ショート筋の集中的な買戻し、つまりショート筋のロスカットによって急騰し、マーケットのポジションがスクエア(ポジションなし)になると、高止まりと呼ばれる高値圏での長期の横ばい状態になることが多いです。
ただし、昨今、海外投機筋がAIを使用するようになると、AIという機械仕掛けのために疲れを知らず、本来であれば「売る、買い戻す、休む」という3段階でできていた相場が、「売る、買う、売る、買う」の連続となってきています。
そのため、本来のショート筋の買戻しで急騰になる代わり、急騰になりそうなところを、また力で叩き潰してくる、これをネバーギブアップ(決してあきらめない)の売りと呼んでいます。
これがまた、ニューヨークが高いところで終って東京に戻ってくると、本邦勢は、上げに出遅れたとばかりに、高いところを買うわ、買い下がるわすると、そこをたとえば、アジアタイムの海外投機筋のハイエナ君が狂ったようにネバーギブアップと売り下げてくることが増えており、そういう意味で、今日の東京タイムは、あまり買い遅れたと焦って買わないで、8時過ぎには出てくるハイエナ君のドル売りの具合を見てからでも遅くはないのではないかと見ています。
まあ、8月は、基本的に、投機筋同士の足の引っ張り合いによる泥試合に例年なりやすく、ここは冷静な対応が必要です。





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